「投資でポイントが貯まるって本当?」「新NISAをやるなら、少しでもお得にしたい」――そんな方に、ぜひ知ってほしいのが「クレカ積立」です。
クレカ積立とは、クレジットカードで投資信託を毎月自動的に買う仕組み。投資しながらポイントが貯まるため、現金や銀行引き落としで積み立てるより、確実にお得です。新NISAと組み合わせれば、「非課税で資産形成しながらポイントももらえる」という、まさにいいとこ取りができます。
この記事では、クレカ積立の仕組み・ポイント還元のメリット・主要ネット証券とカードの組み合わせを、2026年版の最新情報でわかりやすく解説します。

クレカ積立とは?基本の仕組み

クレカ積立とは、証券口座での投資信託の積立を、クレジットカード払いで行う仕組みです。毎月決まった日に、設定した金額分の投資信託が、クレジットカードで自動的に購入されます。
最大のメリットは、その積立額に対してクレジットカードのポイントが貯まること。たとえば、還元率0.5%のカードで月5万円を積み立てれば、毎月250円分、年間3,000円分のポイントがもらえます。銀行引き落としで積み立てると1円もポイントは付きませんが、クレカ積立なら「投資しながらポイントも稼げる」のです。
クレカ積立の月額上限
クレカ積立には、月額の上限があります。制度改正により、上限は月10万円に引き上げられました。新NISAのつみたて投資枠(年120万円=月10万円)とちょうど同じなので、つみたて投資枠をまるごとクレカ積立でまかなうことも可能です。
ポイント還元というメリット

クレカ積立のポイント還元は、長期で見ると大きな差になります。具体的に見てみましょう。
| 毎月の積立額 | 還元率0.5% | 還元率1.0% |
|---|---|---|
| 月3万円 | 年1,800円分 | 年3,600円分 |
| 月5万円 | 年3,000円分 | 年6,000円分 |
| 月10万円 | 年6,000円分 | 年12,000円分 |
月10万円を還元率1%のカードで積み立てれば、年間12,000円分のポイント。20年続ければ24万円分にもなります。これは「投資のリターンとは別に、確実にもらえるおまけ」です。しかも、貯まったポイントは買い物に使ったり、さらに投資(ポイント投資)に回したりできます。「ノーリスクで手に入るリターン」と言えるでしょう。
主要ネット証券×クレカの組み合わせ

クレカ積立は、証券会社ごとに使えるカードと還元率が決まっています。主要な組み合わせを見てみましょう。
| 証券会社 | 対応カード | 貯まるポイント |
|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友カード(Oliveなど) | Vポイント |
| 楽天証券 | 楽天カード | 楽天ポイント |
| マネックス証券 | dカード・マネックスカード | dポイント・マネックスポイント |
| au カブコム証券 | au PAY カード | Pontaポイント |
| 松井証券 | 対応カード | 松井証券ポイント |
還元率は、カードのランク(一般・ゴールド・プラチナなど)や、その時のキャンペーンによって変わります。一般カードは0.5%程度、ゴールドカード以上だと1%以上になることも。自分がよく使うポイント経済圏(楽天・ドコモ・auなど)に合わせて、証券会社とカードを選ぶのがおすすめです。
クレカ積立の始め方3ステップ
クレカ積立を始める手順は、とてもシンプルです。3つのステップで完了します。
STEP1:証券口座とクレジットカードを用意
クレカ積立に対応した証券口座(SBI証券・楽天証券など)と、その証券会社に対応したクレジットカードを用意します。すでに口座やカードを持っている場合は、対応の組み合わせか確認しましょう。
STEP2:クレカ積立の設定をする
証券会社のサイトで、積立の「決済方法」を「クレジットカード」に設定します。積み立てる投資信託(全世界株式や米国株式のインデックスファンドが定番)と、毎月の積立金額を決めれば設定完了です。
STEP3:あとは自動でおまかせ
一度設定すれば、あとは毎月自動で積み立てられ、ポイントも自動で貯まります。手間は最初の設定だけ。まさに「ほったらかしでポイントも資産も増える」仕組みです。
クレカ積立の注意点
①ポイント還元率は変わることがある
クレカ積立の還元率は、各社の方針やキャンペーンによって変更されることがあります。「以前は1%だったのに0.5%に下がった」ということも起こり得ます。ただ、還元率が下がっても、ポイントがもらえること自体はお得なので、大きな問題ではありません。
②カードのランクで還元率が変わる
一般カードよりゴールドカードのほうが還元率が高い傾向があります。ただし、ゴールドカードは年会費がかかる場合があるので、「年会費 vs 還元されるポイント」を比較して、元が取れるか確認しましょう。年間利用額が一定を超えると年会費が無料になるカードもあります。
③投資対象はしっかり選ぶ
ポイントに目がいきがちですが、大切なのは「何に投資するか」です。ポイント目当てに変な商品を買っては本末転倒。低コストの全世界株式や米国株式のインデックスファンドなど、王道の商品を選びましょう。ポイントはあくまで「おまけ」です。
④分配金の受け取りやリボ払いに注意
クレカ積立の支払いを「リボ払い」にすると、高い手数料がかかり、ポイント還元のメリットが吹き飛びます。必ず「一括払い」で設定しましょう。クレカ積立は借金ではなく、翌月に口座から引き落とされる通常の支払いです。
クレカ積立でよくある疑問 Q&A
Q:新NISAでもクレカ積立はできますか?
A:はい、できます。新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方で、クレカ積立が利用できます(証券会社による)。非課税のメリットとポイント還元を同時に受けられる、最強の組み合わせです。
Q:クレカ積立とポイント投資は違うもの?
A:違います。クレカ積立は「カードで投信を買ってポイントをもらう」こと、ポイント投資は「貯まったポイントで投信を買う」ことです。クレカ積立でもらったポイントを、さらにポイント投資に回すこともでき、組み合わせるとよりお得です。
Q:銀行引き落としの積立から切り替えるべき?
A:ポイント還元を考えると、切り替えたほうがお得です。同じ投資をするなら、ポイントがもらえるクレカ積立のほうが有利。設定を変更するだけなので、まだの人はぜひ切り替えを検討しましょう。
Q:デビットカードでも積立できますか?
A:一部の証券会社では、デビットカードやプリペイドカードでの積立に対応している場合もあります。ただし、クレジットカードのほうが還元率が高いことが多いです。詳しくは各証券会社で確認しましょう。
クレカ積立の還元ポイントを再投資すると…
クレカ積立でもらったポイントを、そのまま「ポイント投資」で再投資すると、複利の効果でさらに資産が増えていきます。具体例で見てみましょう。
月10万円を還元率1%でクレカ積立すると、毎月1,000円分のポイントが貯まります。これを毎月ポイント投資に回すと、年間12,000円分が追加で投資に回ることに。20年間続ければ、ポイントだけで24万円分を投資でき、その運用益も乗ってきます。「投資→ポイント→再投資」という好循環が生まれるのです。
もちろん、ポイントを買い物に使ってもOKです。日々の食費や日用品の支払いにポイントを充てれば、家計の助けになります。「投資しながら、生活費の足しにもなるポイントが貯まる」――これがクレカ積立の大きな魅力です。使い道は自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。
クレカ積立は「同じ投資でお得を上乗せ」する仕組み
ここまで見てきたように、クレカ積立は「どうせ投資するなら、ポイントももらったほうがお得」という、非常に合理的な仕組みです。投資の中身(買う商品)は変わらないのに、支払い方法を変えるだけでポイントが上乗せされます。
これは、投資のリターンとは別次元の「確実にもらえるリターン」です。投資のリターンは市場次第で変動しますが、ポイント還元は積み立てた瞬間に確定します。いわば「ノーリスクの上乗せリターン」。使わない手はありません。
特に、新NISAで長期・積立・分散投資を実践している人にとって、クレカ積立は相性抜群です。「非課税(新NISA)+ポイント還元(クレカ積立)」というダブルのお得を活かして、賢く資産形成を進めましょう。まだ銀行引き落としで積み立てている人は、この機会にぜひ見直してみてください。
自分に合った証券会社×カードの選び方
「結局、どの組み合わせを選べばいいの?」という方のために、選び方のポイントを紹介します。
①普段使っているポイント経済圏で選ぶ
楽天をよく使うなら楽天証券×楽天カード、ドコモユーザーならマネックス証券×dカード、というように、普段貯めているポイントに合わせて選ぶと、ポイントが集約されて使いやすくなります。
②還元率の高さで選ぶ
とにかくお得さを重視するなら、還元率の高い組み合わせを選びましょう。ゴールドカード以上だと還元率が上がることが多いですが、年会費とのバランスを確認することが大切です。SBI証券×三井住友カードのゴールドは、年間100万円利用で翌年以降年会費無料になり、高還元が続くと人気です。
③使いやすさ・総合力で選ぶ
ポイント還元だけでなく、証券会社の使いやすさ、取扱商品の豊富さ、アプリの見やすさなども考慮しましょう。SBI証券と楽天証券は、ネット証券の2大巨頭として、総合力が高くおすすめです。
どの組み合わせを選んでも、クレカ積立でポイントがもらえること自体が大きなメリットです。迷いすぎず、自分の生活圏に合ったものを選んで、まずは始めてみることが大切です。
キャンペーンも上手に活用しよう
各証券会社は、クレカ積立の還元率アップキャンペーンや、新規口座開設・カード発行の特典を頻繁に実施しています。これから始める人は、こうしたキャンペーンのタイミングを狙うと、さらにお得にスタートできます。
たとえば「クレカ積立で最初の数ヶ月は還元率アップ」「新規カード発行で〇〇ポイントプレゼント」といった特典です。各社の公式サイトやキャンペーン情報をチェックして、賢く活用しましょう。ただし、キャンペーンにつられて不要なカードを何枚も作るのは避け、あくまで自分に必要な1枚を選ぶことが大切です。
投資というと「難しい」「損しそう」というイメージがあるかもしれませんが、クレカ積立を使えば、その第一歩をぐっと身近にできます。「ポイントがもらえるなら、ちょっとやってみようかな」――そんな軽い気持ちが、資産形成のきっかけになることもあります。ポイントというわかりやすいメリットは、投資を始める良い動機づけにもなるのです。
この記事を読んで「クレカ積立、始めてみたい」と思ったら、まずは自分が使っている証券会社の対応カードを確認するところから始めてみてください。設定はネットで数分。あとは自動で、投資もポイントも積み上がっていきます。小さな一歩が、将来の大きな資産につながります。
なお、クレカ積立の制度やポイント還元率は、各社の方針や法改正によって変わることがあります。最新の情報は、各証券会社・カード会社の公式サイトで確認するようにしましょう。正しい情報をもとに、自分にとって一番お得な組み合わせを見つけてください。
同じ投資でお得を上乗せできるクレカ積立、ぜひ活用してみてくださいね。
投資の一歩を、少しでもお得に、そして楽しく踏み出しましょう。
まとめ:ポイントも資産も同時に増やす

クレカ積立のポイントをまとめます。
- ✅ クレカ積立は、投資信託をクレカ払いで自動購入する仕組み
- ✅ 積立額に対してポイントが貯まる(銀行引き落としより確実にお得)
- ✅ 月額上限は10万円(新NISAつみたて枠と同額)
- ✅ 証券会社ごとに使えるカードと還元率が異なる
- ✅ 新NISA×クレカ積立で「非課税+ポイント」の二重取り
クレカ積立は、同じ投資をするなら「使わないと損」と言えるほどお得な仕組みです。設定は最初の一度だけ。あとは毎月自動で積み立てられ、ポイントも勝手に貯まっていきます。すでに新NISAで積立投資をしている人は、クレカ積立に切り替えるだけで、これまでもらえなかったポイントが手に入ります。まずは自分の使っている証券会社が、どのカードに対応しているかを確認してみましょう。
▶ 関連記事:SBI証券 vs 楽天証券 / キャッシュレス決済の選び方


コメント